車道は多くの車が行き交うことができるが、線路は一度に一本の電車しか走ることができない。

回線交換方式は、交換機が繋ぎたい2区間に応じて回線(線路)を組み替えて、1本の通信(電車)が1回線を占有して通信を行う通信方式である。 混んでいる時は回線が空くまで通信希望者を待たせることになる。

パケット交換方式では、データを細かく分けることで、複数のデータが行き交うことを可能にしている。

複数の車が行き交う道路に車線が定められているように、行き交うためには秩序が必要である。

そこで、ルータと呼ばれる郵便局のような交換機が、独自の記憶装置(バッファ)にパケットを溜めておき、パケットを順番に回線に流すことによって交通整理を行う。

車の渋滞と同じように、混んでいる時は進みが遅くなったり、パケットがバッファから溢れて紛失されたりすることもある。