コンピュータ内部の部品の多くは、電圧の「高」と「低」を繰り返し入力しないと動作しない。 これを同期信号(クロック)といい、その周波数(1秒間に何回振動するか)を駆動周波数(クロック周波数)という。

クロックはコンピュータシステムの至る所で利用されており、それらの周波数は互いに同じこともあれば、違うこともある。 そのため、逓倍や分周と呼ばれる回路を使って、周波数を数倍に増やしたり数分の一に減らしたりしている。

クロックは時刻取得やタイマー処理でも利用される。

タイマー処理は、次のようにして実現される。

  1. OSのカーネル内部にタイマーで使用する時刻を管理する変数を用意
  2. 電源投入時に変数を0に初期化
  3. OSに対して定期的にハードウェア割込みを発生させ、その度に変数の値を1増加させる