プロセス単位で1つの論理アドレスが割り当てられるシステムでは、プロセスが異常動作をしてアクセスすべきでない番地にアクセスしたとしても、その番地はそのプロセス専用のものなので、別のプロセスのプログラムやデータを破壊してしまう心配はない。

一方で、プロセス内にあるスレッドでは、異常動作によってアクセスしてしまった番地が別スレッドの重要領域だったという事態が起こりうる。 つまり、1つのスレッドが誤動作しただけで、プロセス全体が異常動作をする可能性がある。